GTDー実践編ー

前回はGTDの導入編を書きましたので、今回は実践編に移っていこうと思います。

GTDって何するの?

前回説明した「水のように澄んだ心」にするには、具体的にはどうすれば良いのでしょうか。
GTDでは次の方法を用います。
  1. 気になることを頭の中から出力し、追い出す
  2. 出力した情報を分類する
  3. 分類に従って整理する
  4. あとは実行する

これ、オリジナルから簡略化したバージョンです。実行するの前に「レビューする」というのがありますが、アレン氏がいうレビューと我々がレビューという語感から感じる意味合いに乖離があると感じており、レビューがなくてもGTDとして機能すると思っているので、あえてここからは外しました。

詳しく見ていきましょう

「1」の「気になることを頭の中から出力し、追い出す」
というのは、頭の中にやるべきことが居座り続けているから、我々はストレスが溜まってしまうのだ、ならば頭の中からタスクをすべて追い出せばよい!という考え方からきています。
タスクをとにかく出力してしまうのです。
これには、PCのメモ帳でも良いですし、紙のメモ帳でも良いです。とにかく出力しまくる。
このときの「コツ」としては、仕事であろうと家庭のことであろうと、我々が「成すべきこと」と感じていることはすべて書き出してしまう、ということです。
とにかく頭の中に残していてはダメです。
自分がこれをやったら、70個以上のやるべきと感じていることが出てきました。
もう一つの「コツ」は具体的な行動として記載すること、です。
ざっくりと「ブログを更新する」ではダメで、「GTDの記事を書く」となるべく具体的にします。
なぜなら、「ブログを更新する」だと、どのように更新すべきかまた「悩む」からであり、「悩む」とストレスが溜まるから、です。
なるべく具体的な行動として出力しましょう。
自分は一旦ノートにすべて書き出してました。
「2」の「出力した情報を分類する」
というのは、出てきた情報を
  • いつやる?
  • どこでやる?

という観点から分類します。

仕事なら職場、家のことなら家、買い物だったら特定の場所、などなど。
「3」の「分類に従って整理する」
というのは、タスクが必要になったときにどうしたら目につくのかを考えること、です。
すべてのタスクをいつやるか、どこでやるかを覚えていたら、結局頭の中にあることになり、GTDを始める前と何にも変わっていません。
なので、「やるべき日付が決まっている物であれば、カレンダーや手帳」「やるべき日付が決まっていないけれど、常に目にしておきたい物であれば、手帳」などなど、いつも目にするもの、リマインドしてくれるもの(スマホ)などにタスクを預けてしまうということが必要になります。
幸い、今はスマホを使っている人が多いと思うので、スマホのTodoソフトを活用すると良いと思います。
Evernoteにもリマインダ機能がついているので、それを使えば、やるべきこととの中身を詳しく残しつつ、やるべきことがきちんとわかるようにできます。
「4」の「あとは実行する」
というのは、タスクを実行するだけ。
カレンダーや手帳、スマホを見て、やるべきタスクがあったら、それを実行するだけです。
実行したタスクが、誰かの手にゆだねられたらそれは「待ちタスク」になって、手帳やカレンダーに次のタスクとして記載されることもありますし、それでタスクが終われば、カレンダーや手帳のそのタスクに取り消し線が引かれることになります。

日々やること

基本的に今書いたことの「1」の部分は最初の1回だけ行うことになります。日々タスクは新しくなっていくので、まとめてはき出してというのは最初の1回だけ行われるはずだからです。
日々やることは、新しく入ってきたタスクが、「今すぐやるべきかどうか」を判断して、やるべきと感じたらすぐ対応、「明日にならないと対応できない」タスクであれば、カレンダーの明日の欄に書き込む、スマホのリマインダーに明日のタスクとしてセットするなどします。
これをがしがしやっていけば、タスクは常に外部の何処かに存在していて、それを必ず見て、タスクを実行できるようになると思います。
これがGTDでやるべきことの大きな流れです。
それぞれに心構えであったり、注意点がありますが、それを1個人のブログで詳しく解説してしまうと、本の意味が無くなってしまうので、これに興味を持たれた方は一度本を読んでみることをオススメします!
自分はGTDを初めて、帰りの電車の中で「そういえばアレやったかな?」というようなモヤモヤから解放されるようになりました!