あなたはどちら派?「羊高森低」・「森高羊低」

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羊と森
文庫本がぼろぼろになってきたのでそろそろ、ぼろぼろな方は保管用にして、文庫本を新調した方が良いかなとか思っております…

西洋とアジアで異なる村上春樹像

NHKで、村上春樹の特集がやっていたので思わず録画して観てしまいました。
特にハルキニストというわけではないんですけれどね。
こんなことを書いている前に、村上春樹のコミットメントとデタッチメントの評論を完成させろよって話ですが、すみません。耳が痛いです。とだけ言っておきますw
いや、着想はあるんですよ。
書き起こす時間がなくて…(言い訳)

話はそれましたが、そのテレビ番組の中で面白いことを言っていまして、
西洋とアジアでは、村上春樹の人気作品が異なっているんだそうです。
ヨーロッパでは、「羊を巡る冒険」の評価が高く、「ノルウェイの森」の評価が低い。
それに比べて、アジアでは、「ノルウェイの森」の評価が高く、「羊を巡る冒険」の評価が低い。

それを簡潔に言い表すと、タイトルに持ってきた、
ヨーロッパ「羊高森低」
アジア「森高羊低」
となるんだそうで。

まぁ、何故こうなっているかという分析までは精密になされてはいなかったのですが、とにかくこういう事実があるんだそうです。

フランス人の村上春樹翻訳家の人が、ヨーロッパの人はとかく、日本人のファンタジーが好きなんだそうです。特に、ジブリ的なファンタジーの世界と、村上春樹的なファンタジーの世界が受け入れられているんだそうで。
この両方のファンタジーをざっとみたときに、西洋のファンタジー感を日本人の独特の感性で別のファンタジーの形に昇華させたものであるという意味において、西洋の人からしたら、近くて遠いような不思議なファンタジー体験として受け入れられているのかもしれないと思った次第だけれど、超適当です。
特に論証とかしてないです。

で、そんなことはいいんですが…

あなたは、「羊高森低」「森高羊低」のどちらですか?
自分は、ヨーロッパの「羊高森低」です。
「羊を巡る冒険」が大好きで、もう30回近くは読み直しました。
毎回新たな発見があって、何度も引き込まれます。

やっぱり、自分も村上春樹の持つファンタジー性というのが好きで、「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」も15回ぐらい読み直してます。

しかし、「ノルウェイの森」の村上春樹って、高度資本主義社会に対する眼差し(否定か肯定かは別として)に注力してしまい、そのファンタジー性が減殺されてしまい、自分は村上春樹に対する興味を失ってしまいました。

「ねじまき鳥クロニクル」も一種のファンタジー性を持ってはいますが、いままでの村上春樹のファンタジー性とは違って、何か黒いヌメヌメしたものを感じさせるファンタジー性なので好きになれないのです。

それにしても、アジア圏で「ノルウェイの森」が受け入れられるってどういうことなんだろう。
死生観とか恋愛観がアジア人特有のもので、こういった内容が受け入れられやすいんだろうか…

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