ネットで見かける飲食店の評価で最も残念なのは「昔は美味かった」


ホープ軒

飲食店の評価は数あれど

最近は、飲食店の評価サイトに個人も評価を投稿できるようになって、いろんな人がいろいろな飲食店の評価を行っているわけですが、そこには本当に様々な情報が書き込まれております。
自分も、気になるお店なんかは、ちょっと評価を覗いてみたりします。

しかし、ネットを一般の人たちが利用するようになり、ブログすら存在しておらず、みんながHTMLからしこしこホームページとやらを作っていた頃から、飲食店に対する評価はネット上に存在しいたわけです。
ただ、現状は、誰でも気軽に評判が書き込めるようになっただけで、本質は何ら変わっていないと思います。

その中で、自分がいつも見る度に残念に思う評価があります。
それが「昔はこの店も美味しかった」的な評価です。
この評価って、何の価値情報も含まれてないんですよね。
なぜなら、今は昔じゃ無いから。

「昔は美味かった」と言われても、自分たちはどうすることもできないんですよ。
そんな情報を受け取ったところで何の訳にもたちゃしない。

仮に、昔はこんな出汁だったけど、今は、こういった出汁を使っている、ならまだ情報として客観的なので、参考情報的に利用できるのですが、昔の主観的な情報を流したところで、受け取り側には何も価値が無い。

だから、この手の「昔は美味かった」情報が好きではありません。

せめて書くなら

しかし、個人的な感想としては、こう書きたくなる気持ちも分かるので、「今となっては自分の口には合わなくなってしまったようだ」的に書いてもらえると、「あーそうなんだ」と思えるんです。
あと、居酒屋とかで、世間話として「昔は○○は美味かったよな!」的に話しているのは別に全然かまわないんです。そんなの個人の勝手だし。

ただ、ネットの評価サイトに「昔は美味かった」と書かれても「なんだかなー」と、残念な気持ちになります。

通ぶっているのか、自分は常連アピールなのかよくわからないのですが、そんなの心の内に秘めとけよ、それか親しい人同士で話せよと思ってしまうわけです。