構造化データのエラーのその後について


エラー画面

構造化データのエラーに対する対処について

先日、Googleのウェブマスターツールが発する、構造化データのエラーについて、ネット上では様々なやり取りが行われていました。
Googleの公式見解としては、このエラーは特にインデックスには影響しないということで、SEO的観点からも特に問題なしというのが、一般的に認知された形にはなったのですが、エラーが出続けている状況はどうにも気持ち悪い、というのと、いつGoogleが見解を変えてくるか分からなかったので、自分は対処する方向で動きました。

対処したのは、Wordpressのいわゆる、ホームと単一記事ページの2つです。

ホームの対処

自分のページの構造は、記事一覧がずらっと並んでいてアイキャッチの隣に「H1」のタイトルがあり、その左上にアップされた日があります。なので、

「h1」にentry-titleクラス
「日」にentry-date updatedクラス

をそれぞれ、割り振ればOKです。

authorに関しては、フッターに
「vcard author」と「fn」のクラスを割り振って、phpでauthor情報を引っ張ってきてあげればOK。

単一記事ページの対処

こちらもほとんど、ホームの対処と同じです。

「h1」にentry-titleクラス
「日」にentry-date updatedクラス
「書いた人の名前」に「vcard author」と「fn」のクラスを割り振って、phpでauthor情報を引っ張ってくる

これだけです。

正しく書けたかを確認するには?

これで正しく記述できたのか不安な人は、ウェブマスターツールでエラーのチェックを行うと良いです。

構造化データ1

「検索デザイン」ー「構造化データ」をクリックします。

構造化データ2

エラーの出ているページをクリックします。

構造化データ3

すると、「ライブデータをテスト」というボタンがあるのでクリックします。

構造化データ4

エラーが無い場合、このように表示されます。
エラーがあるとその部分に赤文字で、エラーと表示されるのでわかりやすいです。
エラーが出ていなければ対処成功です。

注意点

エラー時系列
エラーがどのように減っていったのか、推移がウェブマスターツールより見れるのですが、エラーを対処した日からすぐにエラーが解消されるかというとそういう訳ではないようです。
データのテストでエラーが解消されていても、Googleのチェックツールが巡回してきちんと状況をチェックしない限りはエラーの表示が消えません。
しかも、インデックスクローラに比べて、こちらの巡回は1週間に1度程度とかなり間隔が開くので気長に待ちましょう。
あと、「entry-titleクラス」「entry-date updatedクラス」「authorクラス」を別々にチェックしているのか、ページによっては、真っ先に「entry-titleクラス」のエラーが消えたり、なかなか「authorクラス」のエラーが消えなかったりするので、一部対処に失敗したように見えてしまうことがあります。

そのため、きちんとエラーに対処できたのか、凄い不安になるかと思うのですが、データのテストでエラー表示が消えているのであれば大丈夫です。
Googleのチェックツールがきちんと巡回してくれば徐々にエラーが減っていきます。
自分のページはまさにそんな感じだったので、気長に待ちましょう…