5年近く前に買った、LenovoのノートPCX61を改造しました。
最近、ノートPCが欲しくていろいろ探してみましたが、どうにもしっくりくるノートPCがない!
最近のノートPCは長時間駆動ができたりとか、軽いとか、それなりに安いとか良いところもいっぱいあるんですが、どうにもキーボードがちゃっちくて打ち心地がよい感じじゃないので購入をためらってました。
今まで使っていた、LenovoのX61は気に入っているんだけどバッテリがぶっ壊れて、バッテリの機嫌の良いときにしか充電できなくなるという病にかかっていたため、サブデスクトップみたいな扱いに成り下がっておりました。
そこで下した結論、「X61を復活させよう!」
復活計画のポイントは3つ
1.OSをVistaからwindows7へ
2.HDDをSSDに換装
3.バッテリを交換
1.について
デスクトップではwindows7を使っており、そのきびきび感などを知ってしまったらもうVistaには戻れないということで、windows7にOSをアップグレードすることに
2.について
HDDよりも消費電力が少ないSSDに換装すれば、駆動時間の延長につながるし、なによりあのスピンドルモーターの甲高い音を聞かなくてもよくなるのは精神的にもありがたい
3.について
気まぐれなバッテリに付き合っていても始まらない!ということで、大容量バッテリに交換することに
Windows7はアップグレード版を購入。メモリが2GBしかないので、32bit版のインストールをすることにしました。
SSDは、ADATAのSP900がヨドバシでポイント使って安く買えたので、これを選択
バッテリは、大容量版の純正バッテリをamazonで購入。
互換製品でも良いかなとか思ったんですが、互換品はいろいろと評価が分かれているものが多いので、外れを引いてしまうのを避けるため、1個は純正品をということで。
SSDへの換装は、あっけないほど簡単でした。HDDを止めているふたを外して、SSDに差し替えるだけ、これでSSDへの換装完了。
次はOSのインストール、X61にはDVDドライブがついていないので、別途USB接続のDVDドライブを買ってくるか、USBメモリにWidnows7のDVDイメージを移してそこからインストールするしかない。自分は後者を選びました。
これを使って、デスクトップPCから、インストール用UBSメモリを作成。
X61のBIOSでブートの順番をUSBを一番高くしてX61を起動すると見事UBSからOSのインストールが可能になりました。
セットアップウィザード通りに進んでいくと、1つ問題が…どうしてもプロダクトキーの入力箇所で「有効なキーではない」みたいなエラーが出てしまう。誤入力かと思って何度も入力してもダメ。
そこで、マイクロソフトのページをみてみるとこんなことが書いてあるではないか。
うお、SSDにはVistaは入っていないからダメなのか、一瞬、HDDのデータを引っこ抜いてSSDに入れないといけないのかとか、そのための機材を買ってこないといけないのかとか脳裏によぎりましたが、ネットで調べてみると解決方法が見つかった。
・プロダクトキーの入力はいったんスキップさせて、Windowsのインストールを完了させる
・すると、何日間かは利用できるWindowsが起動する(ライセンス認証していないから)
・もう一度、USBメモリからインストール作業を試みる
・なんと、セットアップウィザードのプロダクトキー入力が成功する
この方法で、事なきを得ました。
どうやら、セットアップウィザードでは、windowsというフォルダが、カレントドライブに存在しているかどうかでwindowsのインストールを判別しているようで、一度プロダクトキーの入力をスキップさせて、windows7にwindowsフォルダを作らせてしまえば、セットアップウィザードをだますことができる模様…なんだこの仕様?
インストールに成功してしまえばこっちのもの、Wi-Fiの設定を行って、ネットの接続を確認したら、WindowsのUpdateを当てまくり、Lenovoのユーティリティをインストールして終了。
X61をWidnows7にしたときに必要なソフトの一覧はここにあるでよ
あと、Lenovo系のソフトのアップデートを一気に行えるThinkVantage System UpdateをインストールすればOK
自分は、
・ThinkVantage System Update
・省電力マネージャー
・ネット接続の管理ソフト(コンパネでLenovoインターネット接続って出てくるソフト)
しかインストールしなかったです。
ほかのはいらなさそうなので。
SSDになったことで、起動速い、動作きびきびで超快適!っていう感じにはなったのですが、なんとX61はSATA-IIでありながら、BIOSで速度制限がかかっているので、1.5Gb/sしかでないんだそうで、これではSSDの能力に規制がかかっているのと等しいので、
Ultimate R61/T61/X61/X300 BIOS (inc SATA-II)
ここからカスタムBIOSを「自己責任」で適用させる。すると、速度制限が解除され3Gb/sになります。
さらにきびきび!
でも、正規のBIOSではないので、なにが起きても自己責任っす。
あとは、バッテリを交換して、充電。
大容量バッテリなので、本体からはみ出してますが、これで駆動時間が6時間ほどになりました。おそらくSSDで省電力になっているので、HDDの時より駆動時間が延びていると思われです。
これで改造完了かと思ったんですが、気になるのが本体のCPUファンの音。
CPUが大して熱くなっていないのにファンファンうるさい!
ってことで、いろいろ調べたらこんなソフトが、本体に影響を与えない範囲で最低限のファンコントロールをしてくれるソフトです。
これをインストールして、「Smart」モードにすると、たまにしかファンが稼働しなくなります。
これでほぼ無音ノートPCの完成!
このX61、執筆マシンとしては最適なので、いろいろと持ち出していろいろと文章打とうと思ってます。
DocomoとauのWi-Fiスポットが無料で利用できるし、GalaxyとiPhoneのテザリングを使えば通信にも困ることはなさそう。
これで、あと2~3年は戦える!たぶん!