PowerShotNの良いところ・悪いところ

PoweShotNを半月ほど使ってみて、良いところ・悪いところがわかってきたのでまとめてみます。
(最初、「メリット」「デメリット」という言葉を使う予定でしたが、なんかニュアンスが違うので、「良いところ」「悪いところ」としました)

良いところ

  • とにかくクリエイティブショットが面白い
  • シャッターリングが使いやすい
  • ティルトする液晶が便利
  • Wi-Fi内蔵である
  • デザインがよい

「とにかくクリエイティブショットが面白い」

これは、PoweShotNの一番の売りなので、ここが面白いと感じられない人はPowerShotNを利用する意義がないんじゃないかと思える部分です。勝手にエフェクトを入れられてしまい、それが制御できないという部分が許せない人、面白みを感じない人には受け入れにくいカメラなのかも。
写真に対して一期一会的な感じがして、いいんですよね。
「シャッターリングが使いやすい」
未だにシャッターリングの存在を忘れて、おおよそのカメラでシャッターがあるであろう位置を思わず指で探ってしまうんですが、きちんとシャッターリングの存在を認識すれば結構使いやすいです。
このデザインだからこそ使いやすいのかもしれない。しかも、シャッターリングのおかげで写真を撮っているっぽく見えないのも良いかも。
液晶をティルトして上からのぞき込みながら、シャッターリングいじっているとはっセルブラッドをいじっているように見えないか。
「ティルトする液晶が便利」
これは最近の一眼レフでもバリアングル液晶が流行っているので、特筆すべきことではないのかもしれないですが、自分としてはこんなデジカメ使うのは初めてだったので、使ってみて便利さをかみしめてます。
5Dmk2はバリアングル液晶じゃないから、低い位置から撮ろうとすると寝っ転がるか、当てずっぽうで狙うしかなかったのですが、このカメラだと無理な体勢を取らなくても写真が撮れて便利~
「Wi-Fi内蔵である」
これも最近のデジカメだと比較的当たり前なのかもしれないですが、これもまた初めての経験だったのでちょっとハンドリングの良さに驚いています。
特にスマホと連携できるのも良いかも。
「デザインが良い」
真四角万歳。
デジカメっぽく無く、ジャケットつけるとますますデジカメっぽくないので逆によいです。
女子が持っていないといけなさそうなデジカメですが、オッサンが持っていていいんでしょうか。いや、良いはずだ(反語)

悪いところ

  • 電池あんまり保ちません
  • ズームの微妙な調整がしにくい
  • クリエイティブモード撮影後の撮影不可時間が長い
  • 好きなところにピントを合わせづらい

「電池あんまり保ちません」

仕様によると200枚撮影できますって書いてありますが、自分のPoweShotNは1回の充電で700枚以上いけました(クリエイティブショット120ショット分ぐらい?)が、それでもちょっとなんか心許ない感じです。仕様には200枚って書いてあるので…
ヘビーに使う人は予備バッテリ買った方が良い感じです。(その間ほとんどWi-Fi使わなかったので、Wi-Fi頻繁に使う人はもう少し電池が早く切れるかも)
「ズームの微妙な調整がしにくい」
ズームリングを回すことでズームしたりするんですが、その挙動が突然起こるような感じで、しかもそのスピードが早いのでしょっとだけ寄りたい、っていうときに、寄りすぎてしまったりして上手く調整できないことが多いです。
一眼レフのズームレンズって、ズームリングを早く動かせば早くズームができ、ゆっくり動かせば微妙な調整ができるという非常に直感的にできていますが(手の動きがそのままズーム機構に伝わっているから当然なんですが)、その直感的なものがPoweShotNのズームのメカニズムにはないので、ここは何とかしてもらいたいです。
ズームリングをちょっとだけ動かすとゆっくりズームするとか、ズームリングを一気に動かすと素早くズームするとか、その辺りのフィードバックをもう少し上手くやって欲しかったというのが正直なところです。
「クリエイティブモード撮影後の撮影不可時間が長い」
クリエイティブモードで撮影を行うと、立て続けに3回ほどシャッターが切られ、その後エフェクトの処理がかけられ、それが終わると、プレビュー画面に突入しますが、何故かそのプレビュー画面を2秒ほど見るのが強制となっていて、その間にシャッターリングを半押ししても次の撮影に移れません。だいたい5秒ほど何もできない時間が発生するので、激し自体が動いているものの撮影には不向きかもしれません。
5DMK2はプレビュー中でもシャッターボタンを半押しすると次の撮影に入れるので、それができなくてちょっと焦りました。
プレビュー中に決定的瞬間が訪れても、ただそれを見ているだけの時間が発生することになります。これは何とかならんもんか。
1回の撮影で6枚取れて、それにかかる時間が5秒と考えるとむちゃくちゃ遅ェーとは思わないのですが、何もできない時間があるというのは、一眼レフで次から次へと撮影していくのになれている者からするとちょっと苦痛。
まぁ、こういうもんだ!っと割り切るしかないとは思うんですが。
「好きなところにピントを合わせづらい」
とりあえずタッチ対応液晶なので、ピントを合わせたいところにタッチするとそこにピントを合わせてくれるように追跡してくれるんですが、タッチしながらシャッターリングを半押しして、全押しするっていうのが結構器用さを必要として、なかなかに難しい行為なんです。
タッチ液晶でシャッターを切るということもできなくはないんですが、どうにも使いにくい(いつシャッターが切れるのか予測不要。何処までが半押しの範疇なのか、どこまでが全押しの範疇なのか、液晶タッチではいまいちわからんのです)
そんなわけで、もうどこにピントが合うかすらこのカメラに預けてます。
まさに一期一会カメラ!
自分が写真をとっているというより、写真と撮らせてもらっていると言う表現が何となく合うような気がしてしまいそうになるカメラです。
そんなカメラ新鮮すぎるし、面白すぎるので、これからもばんばん使っていきまっせ。