作業にうってつけなBGMって?
昔、自分が大学生・大学院生だったときに、論文を書くときに聴いていた音楽が、タイトルに出てきた「川井憲次」さんの音楽なんです。
川井憲次さんといえば、アニメに詳しい人なら、知る人ぞ知る人物でもあります。
あの、アニメ監督と知られた押井守が必ずと言っていいほど起用する音楽家だからです。
川井憲次さんが携わったアニメは数知れず、有名どころをあげれば、らんま1/2、パトレイバー、攻殻機動隊などがあります、どれも有名なアニメばかり。
川井憲次さんの得意とする分野が、アニメ、映画、舞台、CMの音楽なので、それほど主張せずに心地よい、それでいて芯の通った音楽を聴かせてくれるので、作業用のBGMにもってこいなんですよね。
(映画音楽や、舞台音楽って、ビジュアルをじゃましないでいかに聴かせるかという所に主眼があると思うので、それが作業用BGMと共通するところがあるのかもしれないですね)
J-POPもたまに作業用BGMとして使いますが、どうしても歌詞に聞き入ってしまうので(特にaiko)なるべくJ-POPは作業用BGMには使わないで、本当に集中したいときには、川井憲次さんの音楽ばかり聴いて作業しています。
身体は音楽に反応してしまいますが、頭は音楽とは分離して文章を考えられるので、とても重宝してます。
しかも、すごいよい音楽ばかりです。
今ではCDも売られていないのですが、
「機動警察パトレイバーCD BOX DELUXE DISC 2″INSCRIBE”」の「Northern Girl」大好きです。
これを聴きながら大学に通っていたので、この音楽を聴く度に、京都の夏のあの暑さ、むっとした熱気、少し残った眠気、未来に対する希望などが一度にわっと押し寄せて、なんとも心地よい気分にさせてくれるのです。
基本、インストゥルメンタルな音楽なので、いきなり歌詞が這い込むこともなく、とにかくスピード感ある集中できる音楽ばかりが続くので、川井憲次さんおパトレイバーシリーズの音源はオススメです。
映画版パトレイバー2と攻殻機動隊、スカイクロラはそれまでのノリの良さからうって変わって、静けさからくる緊張感を演出した音楽構成になっているので、ちょっと今までのパトレイバーシリーズとは音楽の方向性からは違いますが、作業用BGMとしてうってつけなのは間違っていないです。
手に入るCDも少なくなりつつあるみたいですが、こういったCDこそ再販して欲しいものです。