職場で「理系ですか?」って聞かれました。
新しい職場の、新しく同僚になった方に、「くろすけさんって理系のB型ですか?」って聞かれました。
「いや、文系のA型ですw」って答えたら、ちょっと驚かれた。
ちなみに血液型占いは全く信じてません。
話さておき、文系か理系かという二分法で見たときに、自分ほぼ100%理系と思われます。
例外無しです。
正解を言い当てた人は一人もいないです。
適当に言えば確率50%なのになぁ
「白衣着てそう」「何かの実験とかしてたっぽい」「爆弾作っていたっぽい」とかいろいろ言われます。
爆弾は理系と関係無いか。
バリバリ文系です
理系or文系という二分法がこの世の一般常識的に正しいか間違っているかは置いておきます。
だって、実際にそうやって二分法を使って世の中を見ている人がいることは事実ですし、血液型占いみたいに科学的な反論もできないですから、そういうものなんだなぁとしか思えないわけです。はい。
ちなみに、自分はバリバリ文系です。哲学の修士号持ってます。それくらいの文系です。バリバリ。
まー風貌も理系っぽいっちゃー理系っぽいので、世の中そういうものなのだなぁという冷めた視点でしか見ていなかったのですが、この前、その同僚の人に面白いこと言われました。
ある作業をしていました
その同僚の方の横である作業をしていました。
作業はとても簡単、部署にやってきた書類を帳簿(エクセル)に付けるというもの。
やってくる書類には2つ種類がありまして、仮に「A」と「B」としましょう。
帳簿のエクセルは一緒なのですが、二つの書類、微妙にエクセルへの記述の仕方が違うのです。
「A」の書類はエクセルに特定の書き方を、「B」の書類はエクセルに「A」とは違った特定の書き方をしなくてはなりません。
書類は「A」「B」が入り交じった状態で手元にやってきます。
自分はその書類を「A」と「B」の山により分けてからエクセルに入力するという方法をとりました。
なぜなら、同じやり方の書類が連続して続いた方が早く終わるし、ミスも少ないし、頭の切り替えも最小限で済みます。「B」の書類がきたら、「B」用の入力方法を思い出して続けるだけ。
もし、混ざった状態で作業したら、その書類が「A」か「B」かを判定し、それによって、それぞれの入力方法を思い出し、実際に入力するという、非常に脳のエネルギーを無駄に消費する行動になってしまいます。
しかも、その動作が、何度も何度も発生するので、疲れてミスも起きやすくなるし、スピードだって上がりません。
人間同じことを連続して一気にやってしまった方が効率が上がります。
(余りにも連続しすぎると、飽きてミスりますけどね)
そこで、二つの書類をより分けて作業していました。
それを見た、同僚の方、「何故そういうことをしているのか?」と聞いてきます、そこで上のことを説明したら「それだから理系だって間違われるんだー!」って言われちゃいました。
ちょっと、カルチャーショック。
いや、カルチャーショックという単語が正しいかすらよくわからないけれど、ショック。
どうやら、世間一般では「論理思考=理系」「論理的じゃ無い=文系」と思われているようなのです。
(その人独特?)
論理的じゃ無い=文系っていうのは、どうなんだろう、直感的って言うことなのかな、情緒的とか。
作家的みたいな感じなんだろうか…
論理的で無い学問は無い(芸術を除いて)
作業のことについては、非常に理路整然とした論理によって成り立っています。
人間の行動を考えたら自然に導かれる、論理的な思考です。
でも、論理的な思考って、文系の人にも欠かせないはずですよね。
支離滅裂な論文を書いても文系なら通ってしまう。
支離滅裂な口頭試問でも文系なら通ってしまう、なんて話聞いたことありません。
文系にも、理路整然とした理論の組み立てで論文を書かねば、論文を精査する人が理解できるわけ無いですし、納得させることなど不可能です。
だから、文系でも理論的で無ければならないはずです。
(哲学では論理学が必修ですし…)
っていうか、どんな学問であっても、人に何かを研究成果として伝えるには論理的でないといけないわけです。
「じっけんせいこう♪」だけではダメで、「何をどうしたら、こうなって、ああなったから、ある行為は、こういった現象に必要不可欠である。なお、そのようにやっても再現できないケースがこれだけあり、さらなる…」的にやらないとダメなわけです。
文系の場合、実体のある物理現象を相手にしているわけでは無いので、論理的な文章を書こうとすると、かなり前提条件が長くなる、一文が長くなる、修飾語のオンパレードといった事態になり、訳分からんと言われる一因になったりするんですけれど、論理的ではあるんです。てか、論理的でないといけないんです。
だけれど、世間一般ではそう思われていないようで、論理的=理系という図式らしいんですよね…
まぁ、人を文系か理系化に二分化してしまうのは別にかまわないんですが、その判断基準に超ビビった今日この頃でした。
あーなんか、どっと疲れが出てきた。