「ATOK for iOS」期待の新機能インライン入力
「ATOK for iOS」を使っていての唯一の違和感が、インライン入力に対応していないこと。
つまり、文字を入力しようとした場所にまさに入力しようとしている文字が表示されないことでした。
その代わり、予測変換候補のすぐ上に入力中の文字が表示されていたので特に気にしていなかったのですが、本日のアップデートでインライン入力に対応したというでは！
と、早速アップデートしてみました。
今までのおさらい
このように入力中の文字は、予測変換候補のすぐ上に表示される形式でした。
これ、個人的には便利に感じてました、入力中の文字に対する視線移動が少なくて済むから。
ただ、インライン入力されるのであれば、iOS標準キーボードと同じ感覚で操作できるのでそれはそれで便利かなと思い、すぐにアップデートしてみました。
アップデートしてみたよ
アップデートして使ってみると、注意書きが表示されました。
なるほど、インライン入力できるのね。
しかし、この説明書きに少し嫌な予感が…
このようにインライン入力に対応したことで、入力中の文字がまさしく入力している場所に表示されるようになりました！
確定しても、入力中の位置が変わるということはありません。
しかし、困ったことがありまして、このインライン入力機能、あくまで「疑似」インラインであり、iOS標準キーボードの機能をそれなりに再現したものでしかないそうです。
画面ショットの「インライン」は確定した文字、その後に続く「いん」の部分が今まさに入力している文字ですが、確定文字列と未確定文字列の違いがパッと見わからん！
iOS標準キーボードで入力していれば、入力中の文字がハイライトされるのですが、機能上の制約によりそれができないんだそうで…
確かにインライン入力ではあるんですが、この疑似インライン入力、あまりに中途半端で使い物にならない…
確定後の文字と未確定の文字の区別が付かないのって、不便すぎるからです。
目玉のインライン入力機能ですが、すぐに元の設定に戻してしまいました。
だって使いにくいんだもの…
やはり今後に期待
もう、機能上の制約であれば無理にインラインにする必要は無いんじゃないかなと思ってみたりしてます。
今の状態でも十分入力には便利だし。
iOS標準キーボードと同じフィーリングを再現できるのであればそれはそれで歓迎ですが、機能的制約で絶対無理！っていうことなら無理する必要は無いと思われです。
んー期待していたインライン入力だっただけに、この機能にはがっかり。
あと、早くATOKSyncにも対応して欲しいですねー
まだまだ改良の余地のある「ATOK for iOS」ですが、ATOKが好きなので、今後に期待です。
