過去使っていたイヤフォン探求-Ultimate Ears TRIPLE.Fi10の巻-

過去に使っていたイヤフォン紹介第二弾。
今回は「Ultimate Ears TRIPLE.Fi10」です。

この余りにも有名すぎるイヤフォンを「過去」使っていました。
写真に写っているイヤーチップはシリコンですが、コンプラに変更し、左右のケーブルを入れ替え、ケーブル自体も入れ替えて使っていました。

もう音質は最高です。
バランスド・アーマチュアドライバを片方で3つも使っているので、低・中・高音を余すところなく再生することができます。
その表現力はこの値段帯にしては向かうところ敵無しで、きちんとエージングしてあげればオールマイティに、音源をそれほど選ばずに再現することができます。

ただ、弱点もなきにしもあらずです。
ごらんのように、横に長く、かなり耳からはみ出る形となってしまいます。
そのため、少し動くと耳から外れるのではないかという感覚がぬぐえなく、どうしても落ち着かない。
その場合は左右のケーブルを入れ替えて、シェアがけとい、ケーブルを耳に引っかける方で装着すればかなりの安定感がでるので、それでクリアできます。
が、一番の弱点は、コンプラを使いシャアがけしたときの遮音性の高さ。
普通遮音性が高い方が音楽に集中できるし、細かい音も聞こえるようになるので、良いことばかりと考えてしまいがちですが、通勤には向かないんです…

通勤に電車を使っているんですが、車内アナウンスが全く聞こえず、何かが起きても気づかない、遮音性が高いのもあるし、音が良いのでどうしても音楽に没頭してしまう。
これはいろいろな意味で危険ということで、通勤時には使えなくなってしまいました…

それぐらい音質がいいということで、褒め言葉なんですけれどね…

今は家でたまに使ってます。

あ、あと、ポータブルで使う場合iPodからの出力では、このイヤホンの実力を引き出せないので、ポタアンが必要になってしまうのも使わなくなってしまった理由でもあります。
(家のヘッドフォンアンプ経由で聴くと素晴らしいです)

このイヤホンを使ってみての教訓。
ポータブル音楽プレイヤーには1~1.5万程度のイヤホンで十分!
それ以上だと、イヤホンの方が勝ってしまい、イヤホンの実力が十分に発揮できない、ということです。
(別途ポタアンを使っていれば別ですが…)