サイゼリアで思わず子供に深々とお辞儀をしてしまった件


パスタ

※写真はサイゼリアのペペロンチーノではありません。簡単かけるだけのペペロンチーノです。

先日、ペペロンチーノに関する記事を書きましたが、そのためにサイゼリアにペペロンチーノを食べに行っていました。
素材撮りがしたかったので。

そんなわけで、あの、サイゼリアの謎ペペロンチーノ、最もペペロンチーノから遠いであろうペペロンチーノを食べに行ったわけです。
あ、決して貶しているわけではないんですよ、好きですよあのペペロンチーノ。今は無き、スパ王のペペロンチーノに味が似ているので。

iPhoneでペペロンチーノの写真も撮ったし、謎のペペロンチーノも食べたし、そろそろ帰るべ
と席を立ち上がり、向かい側の座席に置いてあったコートを取り上げて、着込もうとした瞬間。

「カランカラン~~~」と
何かが落ちる音が、自分の足下から聞こえました。

てっきり自分のコートから何かが落ちたのだと思い、条件反射的に拾うとしたら、
なんと、青いプラスチックでできた小さなマイクのおもちゃでした。

自分はこんなの持っていないので、絶対に自分のじゃないって頭では分かったのですが、身体がすでに動き始めてしまいそれを止めることができず、思わず拾い上げてしまっていました。
無意識というか、条件反射というか、なんというか。

そしたら、向こうのテーブルから、男性と女性の声で「すみません」「ありがとうございます」という言葉が連呼されています。

あ、そういえば先ほど、親子が近くの席に座っていたのできっとその子のおもちゃに違いないと顔を上げてみるとその通りでした。

拾ってしまったものをまた元の場所に戻すわけにも行かなくなったので、その子に、「はい」と言って渡しました。

が、自分、はっきり言って初対面の人々には極度と言ってもいいぐらいの人見知り。
っていうか、半分コミュ症なんじゃないかって自分でも思ってしまうほど。

どんな顔して渡したら良いかよくわからなかったので、ちょっと仏頂面だったのかも、子供は何も言わなかった…
両親がひたすら「すみません」「ありがとうございます」って言っているだけ。
その状況にいたたまれなくなったのか、「早くこの場を立ち去るんだ!」と自分のゴーストが涙目で訴えかけてきます。

そそくさとその場を立ち去ろうとしていると、母親が子供に「こういうときにはなんて言うの!?ありがとうでしょ!?」って教えてた(注意してた?)

いや、そういうのいいっす奥さん。
自分ただ屈んでおもちゃ拾っただけのしがないサラリーマンです。
そういうのいいんですよ。

って思ってたけど、何も言えず。
仏頂面だったからなのか、子供も何も言えず。

しかし!
お子様、声を振り絞るように、小さな声で「ありがとう」と!

その言葉を聞いて、もう、自分の思考は限界ぎりぎりで何処かに吹っ飛んで言ってしまい子供に何を言ったらいいのか分からない。
今思えば「どういたしまして」と言って軽くにっこりすればいいのだと分かるんだけれど、軽くパニックになった自分は、何故か子供に対して、

深々とお辞儀

今考えても意味が分からない。

もう、かなりいたたまれなくなたので、足早にその場を後にしたけれど、子供もその両親も何故お辞儀をしたのか理解に苦しんだに違いない。お辞儀をした本人ですら理解できなかったしね。

何か突発事項が発生すると思考がぶっ飛んでとんでもない行動に出ちゃうのは何とかしたい、でも無意識なのでどうにもできない。昔からこの手のことに悩んでおります。

でも、サバゲの時だけは突発事態が起きてもパニックにならずに冷静に行動できてたんだよなぁ
軍人にでもなれば良かったんだろうか…
悩みは尽きない。