東小金井の「宝華」であの油そばを食べる


宝華の油そば

ひと味違う油そば

東小金井の「くじら食堂」「平右衛門」を紹介してしまったからには、あの「宝華」も紹介しないと不公平だよね。ということで、行ってきました。宝華に。

注文したのはいつもの「油そば」。
ここ、この油そばが有名なんですが、写真を見てもらっても分かるように、なんか一見すると冷やし中華っぽい感じです。
普通「油そば」っていうと、吉祥寺の「ぶぶか」みたいな油ギトギトのやつを想像してしまうんですが、宝華の油そばは違います!

なんて言うんだろう…こくのあるラーメンのカエシとサラダ油っぽい油を混ぜたような、油そばっぽくない油そばなんですわ。
油そば!って思って食べると違和感が…
最初は確かに違和感ありまくりですが、食べ進むうちにどんどん旨くなってきて、これはこれであり!と思うようになってくるから不思議です。

ちなみに、油そばは単体で650円(中盛り+50円、大盛り+100円)となっております。
お得な、宝そばセット(油そばと炒飯のセット)が850円であるのですが、炒飯はあんまり期待しちゃいけない感じなので、どうしても米が食いたい!という方以外で、お腹空きすぎ!という方には、大盛りをオススメしておきます。
あくまでも自分の感想ですよ~~~~

自分も「ぶぶか」の油そばに慣れていたので、最初は「なんじゃこりゃ!」って思いましたが、今では宝華に行ったら必ずこの油そばを注文します。

独特の味に癖になるので、一度行ってみることオススメです。
でも、たまに行列ができていることがあるので注意してください~

なんか、常連曰く、「レバニラ」が美味しいらしいです。

強烈な店主

あとこの宝華で自分が勝手に注目している点が、この店の店主です。
年の頃60~65歳くらいのオヤジなんですが、今時珍しい頑固親父なんですよ。
チンタラしている店員がいたら、客の前でも平気で怒鳴り散らします。
そのせいもあってか、店員はいつもピリピリした感じ(頑固親父の特性を理解しているっぽいベテラン店員は普通にしてますけれど…)

ここまでは、普通っちゃー普通なんですが、この頑固親父、客にも毅然とした態度をとられます。
お客様は神様ですっていうのを客側が言っちゃうくらい、客中心主義的な昨今、ここまでの人は珍しい。

2度ほど客を叱っているのを見たことがあります。
1度目は、つまみ的な物だけを頼んでひたすらビール飲んで、スマホいじっている中年手前の男の人に「他に注文しないなら帰ってくれ!商売あがったりなんだよ!」って言って追い出してました。
つまみとビールで粘られては回転命のラーメン屋としては迷惑なんでしょうね…
ちなみに、お酒ガンガン呑んで、食い物ガンガン注文していたカップルには優しく接していたので、注文さえすれば大丈夫ですw

もう1度は、中年男性8人組が店に入ってきたときのこと、このお店4人掛けのテーブル卓があるんですが、その時はあいにく、4人・4人で分かれれば座れる状況でした。
すると、中年男性8人組のうちの一人が、他の客に移動してもらって、8人近接したテーブルに座りたいみたいなことを言ったんですわ。
それが店主にはカチンときたようで「なら出てけ」みたなことを言ってました。
一触即発の状態になりましたが、中年男性グループの温厚な人が、「まぁまぁ」と割って入り、8人は別々のテーブルに分かれて座ってました。
その後も店主はなんかぼやいてましたが…

油そばも店主も独特で一度行くと、時々行きたくなる不思議な店です。
(個人的には行列が嫌いなので、行列がない時しか入らない…)

ちなみに、頑固親父ですが、ふつーに食べて帰る分にはいきなりキレたりしないので大丈夫ですw

店員を叱り飛ばしているのを目撃するのは不可避ですがw